南アフリカの政策金利の推移は今どれくらい?

南アフリカの過去10年間の政策金利を見てみると、下は5.5%から上は13.5%と8%の差があり、これは世界標準から照らし合わせても、非常に変動の大きな金利といえるでしょう。2003年には、一年の間に5.5%もの利下げがあったくらいです。

この10年間で、南アフリカの政策金利は2度、最高水準に達しました。
1度目は2002年9月の13.5%、2度目は2008年6月の12.0%です。

1997〜98年、内需の縮小と低迷する世界経済の影響を受けて南アフリカの経済は停滞していましたが、99年に入ると景気は回復し始めます。しかし2001年ごろからインフレ率が上昇し、2002年の金利は13.5%にまで上がりましたが、国内状況は芳しくなく、消費者物価指数(CPI)が急激に上昇しているにもかかわらず1人当りのGDPは最低レベル、このころの失業率は過去最悪の30%にまで達していました。

このように2002年以降、南アフリカ経済は行き過ぎた高金利とランド高に苦しみ、成長率は鈍化傾向へと転じます。
そこで南アフリカ準備銀行は03年12月までに5.5%の利下げを実施し、プライムレートも下げるなどの金融緩和策を行いましたが、依然ランド高は変わらず、そのため輸出産業も伸び悩み、2003年の経済成長率は1.9%と、1998年の0.8%以降、最低の伸びにまで落ち込みました。しかし、景気の低迷は、2003年第2四半期で底を打ち、その後大幅な金融緩和策もあって内需が増加し、2006年の経済成長率は、4.9%にまで上昇しました。

そして2008年には政策金利12.0%と、02年以来の高水準にまで達しましたが、このときの高金利は02年のような悪性のインフレとは別物と考えられます。確かにこの年のインフレ率は15年ぶりに10%を越える高水準となりましたが、堅調な経済成長に支えられ、国内需要も高まっていたという背景がありました。

しかし、内需が拡大したとはいえ、それはあくまで外国の資本を基盤とした一握りの富裕層を中心としており、南アフリカでは富裕層とは比べものにならないほどの貧困層の人々が大多数を占めています。

金融危機の後には経済成長率の伸びが失速し、政策金利の利下げも行われ・・・

そうした国力の脆弱さゆえに、サブプライムローン問題をきっかけとした世界的な金融危機の影響は大きかったと考えられ、2008年から経済成長率は急激に失速、CPIの急落とともに政策金利も利下げが続きました。
2012年現在、南アフリカの政策金利は5.5%と、最低水準での据え置きが続いています。

とはいえ、今後の南アフリカの展望についてはポジティブな見方が多数派であるようです。
2010年後半から消費者物価指数は上昇傾向に転じ、GDP成長率は徐々に回復しつつあります。中長期的に見れば、近年の南アフリカのGDPは一貫して発展傾向にあるのです。

また、欧州債務問題の改善によりリスク回避姿勢が 緩和したことに加え、原油価格の高騰が南アフリカのインフレ率を押 し上げ、一部に早期利上げ観測も浮上しています。
しかし、欧州・中国経済の先行き不透明感 を考慮し、南アフリカ準備銀行は当面政策金利を現行の水準で据え置くことが予想されます。

一方で、南アフリカ国内では個人消費の改善や民間企業による設備投資が活発化するなど、明るい兆しも見えはじめています。南アフリカ準備銀行も、声明の中でこうした経済情勢に触れていて、世界的にも金融緩和の流れにあるなかで、南アフリカの金融政策の方向性は当面現状を維持し、中長期的には利上げも視野に入れはじめたと考えられます。

こうした南アフリカの国内環境を踏まえ、中長期的な国債利回りは緩やかに上昇してくることが予想されます。

あとは依然20%を越える失業率に対してどのような対策を講じるかが課題となるでしょう。南アフリカでは10〜20代の若年層が人口の約4割を占めています。こうした若者たちのもつ労働力と購買力をうまく活かすことが出来れば、南アフリカの経済成長にはますますの期待が集まることでしょう。

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